四万十市郷土博物館とは?
四万十市郷土博物館は、四万十地方の自然、民族文化における多数の貴重な歴史資料が展示されている歴史資料館です。
中村城を模した外観は大迫力!!には程遠く、正直作り物感がいなめませんが、館内は最近リニューアルしたばかりなので綺麗です。
四万十地方を旅行する前に行くと、その後の旅行が格段に深みのあるものになると思います。
※2F、3Fの展示内容は時期により入れ替わりますので、記事内の展示物が現在もあるわけではありません。
四万十市郷土博物館の外観と駐車場
駐車場は数台停められる程度の広さです。
外観は中村城を模したもの。最上階が展望台になっています。
四万十市郷土博物館の館内
1階のテーマは「川とともに生きるまち」
四万十川流域の特徴的な地形や気候。そこに住む生き物や漁、家屋、水害などについて分かりやすく説明があります。
ちなみに館内は撮影自由だそうです。
写真とともに解説があるためとても分かりやすいです。
「水害をおりこんだ暮らし」という説明では、沈下橋や、畑、民家の位置関係など、思わず「なるほど。そういう理由でこの配置なのね。」と納得してしまいます。内容はぜひ館内でじっくりみてみてください。
2階は「常設展示フロア」3階は「企画展示フロア」とのこと。
2階のテーマは「土佐の小京都の宝物を見てみよう」でした。
戦国時代に土佐国をおさめていた一條氏の肖像画、山内家当主の手紙、維新志士の刀など時代を超えた文化財を間近で見ることができます。
こちらも解説が丁寧で、歴史に詳しくなくても分かりやすいです。
江戸時代の手紙をいれるための梅絵文箱。
この兜は室町時代のものとのこと。
こちらは、四万十市中村周辺の江戸時代の地図だそうです。
現在の地図との対比展示もあり、「現在の四万十市役所は江戸時代は○○の中だったのね。」などと比較できます。
3階のテーマは「川により添う人のいとなみ」でした。
様々な猟具と猟法が展示、解説されていました。
実際に使われていた猟具は間近でみると「漁師さんはこんなふうに使っていたのかな?」と想像が膨らみました。
四万十市郷土博物館の最上階
6階は「展望フロア」になっていました。
中村市内はもちろん、360°ぐるっと景色を見渡せて気持ち良いです。
四万十川も見下ろせました〜。
四万十市郷土博物館のおすすめポイント
- 四万十地方の歴史、暮らし、風土、漁などひととおりの事をざっと学ぶことができる。
- 展望フロアは眺めが良く、旅の始まり、終わりにおすすめ。
四万十市郷土博物館の情報
名称 | 四万十市郷土博物館 |
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住所 | 〒787-0000 高知県四万十市中村2356 |
電話番号 | 0880-35-4096 |
営業時間 | 9時00分~17時00分 |
定休日 | 毎週水曜日 |
入館料 | 大人:440円 高校生:170円 その他、団体、年間割引あり |
駐車場 | あり |
公式ホームページ | 四万十市郷土博物館HP |
まとめ
「四万十を旅行する前に、さくっと歴史や民族について知っておきたい」という人にはめちゃおすすめです。