【ヤイロチョウの森ネイチャーセンター】四万十の森に潜む幻の鳥から環境問題を学んでみる

ヤイロチョウの森ネイチャーセンターとは?

「ヤイロチョウの森ネイチャーセンター」は、四万十の森に生息する絶滅のおそれのある野鳥「ヤイロチョウ(八色鳥)」や、四万十川流域の森や生き物について学べる施設です。

大きな施設ではありませんが展示はわかりやすく、四万十の自然について知りたい人にはありがたい施設です。

ヤイロチョウの森ネイチャーセンターの外観

こちらの可愛らしい三角屋根の建物が「ヤイロチョウの森ネイチャーセンター」。道の駅四万十大正からは歩いて5分の場所にあります。

建物に入って名前を書き、募金の300円を支払うと、最初に出迎えてくれるのがこの「ヤイロチョウ」の剥製。
頭はスズメみたいだけど、羽には発色の良いコバルトブルーが入っていて、お腹とお尻が赤く、名前の由来にもなっている八色(やいろ)を身にまとっております。

係の人に案内され、10分ほどのDVDを見せていただきました。
四万十町の森とヤイロチョウの生態が分かりやすく紹介された映像で、座っているだけで理解が深まります。

四万十町の森の中に棲息する鳥たちの剥製。
街中では見ないような鳥ばかりで興味深い。

この鳥、小さいけれど顔が鷹とかワシみたい。

オオコノハズクというフクロウ。かわいい。

ヤイロチョウは夏になると日本や中国などで繁殖し、冬はマレーシアのボルネオ島などに南下し越冬するんだそう。
「マレーシアって飛行機でも10時間くらいかかるのに、こんなに小さな鳥がどうやって飛んでいくのか。。」
さっきまで全然知らなかった鳥なのに、「ぬぬ、ヤイロチョウ気になる。」っていう気持ちになってきます。

エントランスにあるのは樹齢600年の栗の巨木。高知県いの町に実際にはえていた切り株なんだそう。
栗の木はヤイロチョウが好んで巣を作る木のため、保護活動のシンボルとして設置されたんだそうです。なかなかの迫力です。

図書・カフェルームでは自然環境に関する本が沢山あり、ゆっくりとイスに座って読むことができます。

お試し双眼鏡。施設の目の前には鳥の餌がまいてあり頻繁に野鳥が遊びにきます。
それを双眼鏡で眺めるのが結構楽しい。個人的にはNikonの双眼鏡の性能の良さに感動してました。(^◇^;)

双眼鏡買って野鳥観察なんてオシャレな趣味もわるくないな〜。

物販コーナーはTシャツ、マグカップ、バンダナ、ストールなどなど。

ヤイロチョウの森ネイチャーセンターのおすすめポイント

  • 幻の鳥ヤイロチョウを通して四万十の森や生態系について学べる。
  • 双眼鏡で野鳥観察が思いのほか楽しい。

ヤイロチョウの森ネイチャーセンターの情報

名称 ヤイロチョウの森ネイチャーセンター
住所 高知県高岡郡四万十町大正31−1
電話番号 050-8800-2816
営業時間 10時00分~15時00分
定休日 水・木曜定休
駐車場 あり
ホームページ 公益社団法人 生態系トラスト協会HP

まとめ

こんなに可愛らしくて美しい鳥が四万十の森の中にいるなんてびっくり。

僕は移住して1年以上になりますが、一度も目にしたことはありませんでした。

まさに幻の鳥。

絶滅しないように、現在の自然をなるべく壊さないようにしていきたいですね。