一斗表沈下橋とは?
「一斗表沈下橋(いっとひょうちんかばし)」は1935年の架橋と、現存する沈下橋では最も古い沈下橋で、国の登録有形文化財に指定されています。
壱斗表(いっとひょう)と米奥(よねおく)集落を結ぶ橋で、対岸の米奥には小学校や商店があり、日々の往来に利用されてきましたが、現在は老朽化により車両は通行止めとなっています。
出典:四万十の水辺八十八ヵ所めぐり
場所は、窪川から北へ車で15分。少し離れた場所にありますが、その分周囲はのどかな景観が残り、まさに四万十の原風景に触れることができます。
一斗表沈下橋レポ
6月下旬の日も暮れ始めた夕方、一斗表沈下橋に到着すると、水田が綺麗に空を写しだしていました。
こちらが一途表沈下橋。虫の音が聞こえるだけの静かな場所に佇む橋です。
この日は流れがほとんどなく、シメントリー(対照)の面白い光景に出会えました。
夏には地元の子供がドボンドボンと飛び込むそうです。
なぜか頭の中で井上陽水の「少年時代」が流れてきました。
な〜つがす〜ぎ〜かぜあざみ〜♪ ら〜らら〜ららららら〜らららら〜♪←歌詞忘れた。
空気感、匂い、うまく説明できないですが、懐かしい気持ちになる場所です。
都会は戦後大きく風景が変わったそうですが、ここはほとんど変わっていなさそうですね。
帰るころには、日暮れも直前でした。
一斗表沈下橋のおすすめポイント
- 町から離れた場所にある静かで味わい深い沈下橋
- 現存する沈下橋の中で最も古い沈下橋
一斗表沈下橋の情報
名称 | 一斗表沈下橋 |
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住所 | 高知県高岡郡四万十町一斗俵 |
電話番号 | 0880-22-3135 |
駐車場 | あり |
公式ホームページ | 四万十町HP |
まとめ
なんの飾り気もない、山と田んぼと川と橋の風景が、都会の嘘と虚飾にまみれた僕の心を癒してくれるようでした。
「これくらいシンプルでいいんだろうな。人って本当は。」
すっかり心がほどかれた僕は、ほどかれついでに車で10分の松葉川温泉に行って、さらに心を解きほぐしてきたのでした。(←単に温泉に入りたかっただけ。)