茶房 淳(じゅん)とは?
茶房淳(じゅん)は四万十町にある昭和39年創業の喫茶店。
ジブリ作品に登場しそうな古ぼけたお店のドアを開けると、映画の中でしか見たことない昭和日本にタイムスリップしたかのような錯覚に襲われます。
「珈琲を愛し、珈琲に生きる」という先代淳二郎さんの、珈琲愛とジャズと、いろんな昭和のかけらとユーモアが渾然一体に混ざり合い、長い年月をかけて静かに沈殿してしまったかのような店内は、フェイクじゃない時代のノスタルジーを感じられます。
茶房 淳の外観と駐車場
こちらが茶房淳。窪川駅からは歩いて5分です。
ツタがからまっているというより、ツタに埋もれているといえそうなほどモシャモシャしてます。
正直はじめてだとドアを開くのを一瞬ためらってしまいます。。
おそるおそる店内に入ると、、
え?マジ?
店内は完全にタイムスリップしたか、映画のセットのような昭和の喫茶店がたちあらわれました。
そして、意外にも(すみません)やわらかい雰囲気の奥様が優しく迎え入れてくれました。
メニューは先代が作ったものを現在もコピーして使っているそう。
世界中のコーヒー豆が販売されています。
こちらが創業者の淳二郎さん。
まるで間近で聞いているような暖かい音色のジャズを流しているのは、製造から半世紀以上のスピーカー。
茶房 淳のサンドイッチ
頼んだのはサンドウィッチ(570円)と、ブレンドコーヒー(380円)。
ザベーシックというような飾り立てのないサンドイッチ。
うそー!これがビックリするほどうまい。
フワフワの卵とピリッときつめのマスタード、シャキシャキのレタスが無駄のない美味しさを形作っています。
もう一口食べるがやっぱりうまい。うん、プラシーボ入ってるかもしれないけど、うまいです。
そしてコーヒー。
これもうっまー。ブラックだけどしっかりとした酸味の中にほんのり甘さ?なんだろうこれは、豊かさ?うまく表現できない何かを感じる!
一つ間違いなく言えるのは「味と店の雰囲気が合っている」ということ。これもハーモニーなのか?
目、耳、鼻、舌からお店の魂を感じ、気付くと不思議な楽しい気持ちになっている。
没入感?トリップ?いまいちうまい言葉が見つからないが、単なるコーヒーを味わう場所というよりは、現実と別の世界の中間地点のような、それでいて心地よい謎スポットでした。
いや、楽しいです。
茶房 淳のおすすめポイント
- ドアを開けて店内に入ると、そこは・・・
茶房 淳の情報
名称 | 茶房 淳 |
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住所 | 高知県高岡郡四万十町茂串町6-4 |
電話番号 | 0880-22-0080 |
営業時間 | 8時00分~19時00分 |
定休日 | 火曜定休 |
まとめ
「まるでタイムスリップしたかのよう!」
のような陳腐な表現しかできない自分を恨むばかりですが、実際の体験はそんなものじゃありませんでした。
置いてあるものは、実際に時代の空気を染み込ませて、時代と共に色あせてきたものばかり。
その世界感に身をおくと物や壁が時を超えて語りかけてくるようです。
うまく表現できませんが、とにかく楽しいお店でした。